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亀頭包皮炎・包茎
*亀頭包皮炎とは:
小児ではおちんちんの先(亀頭)は、ふつう包皮で包まれています(生理的包茎)。包皮を少しめくると亀頭があらわれます。亀頭と包皮の間に“あかや“かす”がたまりやすく(恥垢)、そこに細菌が繁殖して亀頭と包皮に炎症を起こしたものを亀頭包皮炎といいます。

*症状:
おちんちんの先が赤くはれて膿が出たり、おしっこの時に痛がったりします。おむつやパンツに黄色い膿が付くこともあります。

*治療:
抗菌薬の内服や外用剤(塗り薬)で治療します。
また、局所の清潔を保つことも大事です。オムツをしている赤ちゃんの場合はこまめにオムツを交換すること、幼児の場合は汚れた手でおちんちんをさわらせないようにするなど、基本的なことですが大切なことです。
さらに亀頭と包皮の間の‘あか’や‘かす’をためておかないように、入浴時に時々無理のない範囲で包皮をむいて洗うようにしましょう。ただし無理に包皮をむくと、時に包皮が戻らなくなり血行障害を起こすことがあるので(嵌頓包茎)、気をつけましょう。 熱があって入浴できないときは、シャワーでおちんちんや陰部を洗ってください。

*ポイント:
手で包皮をむいても亀頭が顔を出せないものを「真性包茎」と呼びます。成人となると自然と包茎は治っていきますが、真性包茎で亀頭包皮炎を繰り返す場合や、おしっこが出にくい場合には手術を行う事があります。
2024年9月更新
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